柳原さん ありがとう


誰もが80まで生きられるわけではない。
当たり前のことなのだけれど、私の回りには高齢者が多いので
どうも人生って長い気がしてしまう。
がんに関する本を読むと、人生を惰性で生きるなよ、と言われている感じがする。
先月「がんの患者学」を読んだ時に発行が2000年になっていたので、
今現在のこの人はどうしているのだろうとふと思ったら
今月初め、新聞に柳原和子さんの訃報が載った。57歳。
柳原さんは「がんで亡くなった自分の母と同じ年齢でがんになる」と決意してその通り発病した。
かなり悪い状態だったにも関わらず、そこでへこたれずに、自分の闘病を通して見たこと感じたことをライターの才覚を発揮して世の中に発信し続けた。
最近はコタツの上に常時「がんの患者学」と「百万回の永訣」を置いていた母は
訃報の記事の切り抜きを渡すとショックを受けていたが、
二人で一緒に彼女の素晴らしさを称えた。
彼女の著書には“これでがんが治る”的なことが書いてあるわけではないが、
がん治療の局面ごとに彼女が感じることは他の患者にとっても共感できるものであり、
大いに力づけられた。
柳原さんはもういないけれど、著書やインタビューや対談の数々の記録は
これからも私達母娘をはじめ沢山の人達を励まし続けるだろう。
柳原さん どうもありがとう。これからもよろしくお願いします。
そして心より、御冥福をお祈りいたします。
Date: 2008.03.22 Category: 2009年以前のブログ  Comments (0) Trackbacks (0)
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Author:Saori Takano
「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。

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