癒しの食事学

入院中の母に私がこの1ヶ月していることといえば、
「ニンジンリンゴジュース」「びわの葉湿布」そして「玄米」。
何故この3つにしたかといえば
1.続けられそう
2.なんとなく良さそう
という、単にこの理由に尽きる。
ニンジンジュースは本来食事を減らした分をジュースに置き換えるらしいのだが、
特に食事の代わりにジュース、ということはしていない。
食欲が落ちてもジュースなら飲めるだろうし、それがカラダに良いなら一石二鳥ではないかと。
びわの葉は以前からガン患者の民間療法としてポピュラーなのはなんとなく知っていたので
長い間生き残っている療法なら間違いはないはずだという確信にも似た勘で。
病院で煙を出すことは出来ないの温灸ではなくこんにゃくを使っている。
手間はかかるが受けている方は実際とても気持ちがいいものらしい。
私も受けたいなあ。
で、玄米。これには何かの直感があるわけではなく、
ガンを克服した人には玄米菜食が多いような気がしたので、まずは始めてみようと。
理論は後から、ということで「癒しの食事学」という本を読んでみた。

学生時代に受けた授業で特に印象に残っている先生の言葉のひとつに
「ある特定の健康法は、健康になった段階でやめなければならない」
というのがある。
ある人が心身のバランスを崩して病気になる。
それを元の状態に戻すように何かの健康法を実践する。
そして治る。
しかし治ったにも関わらず、その方法をいつまでも
実践し続けることによって身体はまた別の、偏った状態に向かっていく・・・
という内容だった。
この本はその時の話に通じるものがあり、
うんうんうんうんうん!!!と何回も頷きながら読んだ。
私は真剣に食事療法というものを学んだことはないが、
療法によって食べても良いもの・悪いものが正反対なのに、
それで結果(健康)が同じなのは何故だろうという疑問を
常日頃持っていた。
この本の幕内先生の「民間食養法の本質はその厳しさにあるのではないか」
という意見は納得できる。
厳しい食事療法というのは宗教の戒律と一緒で
それ自体が修行になる。
うーん そうか。
修行だから私には無理なのね(笑)
食事で制限するダイエットって、今まで3日と続いたことがないもんなあ。
「食生活を改善する10の方法」はとても参考になった。
“菜食主義のうそ”は実際に牛乳からカツオ出汁に至るまで
動物性食品を一切摂らない知り合いがいるので真偽のほどは見送るが、
ケーキを食べると幸せを感じてしまう自分は危険ゾーン真っ只中にいることも自覚。
昨日も今日もおやつはチョコレートだし。
“目安として家族と2割以上違う食事をしてはいけない”というアドバイスも現実的で良い。
しかしそのルールでいくと、我が家で実践できることがほとんどないのが悲しい。
「五分搗き米なら大体の家族で続けていける」とあるが
夫も祖母も朝はパン派だし、彼らに未精製の米を食べさせるのはまず無理である。
白米で育った夫は玄米や五穀米の類は大嫌いで胚芽入りのパンさえ苦手。
祖母にしても、真っ白でない米を子供に食べさせるのは「可哀想」。
現在89歳の彼女に「玄米の方が健康になる」と説得を試みるのも無駄であろう・・・。
「七分では少し白すぎる」とあったが、試しに近所で七分搗き米を買い求めたところ、これが結構茶色い。
区別がつかないひとがいるなんていうのは絶対ウソだと思う。
もしくは米屋によって搗き方の基準がバラバラなのだろう。
恐る恐る一回そのまま炊いて出したら案の定「ものすごく不味い」と夫から却下。
5キロ買ってしまったので無駄にするわけにはいかず、どうしたものかと思ったが
この本を読ませたら、一応少し共感できるところはあったのか、
普段の白米の3割に混ぜることまでは許可してもらった。
「五分搗きだとカラダが変わるのがわかる」とあったので本当は是非それを体験したかったが
3年続いた真っ白御飯がちょっと変化しただけでも良しとするかな。
母に炊くおかげで自分もたまに玄米御飯を食べる機会が出来たから
多少は変わるかもしれないと期待もしている。
夫からは奥田英朗の「家日和」を差し出された。

最終章の話が「妻と玄米御飯」。イヤミかいな。
ロハスな人々(もうこの言い方がすでに小バカにしてる)を
ななめから見ていて面白かったけど、
預金残高が1億じゃないからこの奥さんは私には全く似てないってば。
それに玄米じゃなくて七分搗きだってば。

奥田英朗 「家日和」

帯津良一、幕内秀夫 「癒しの食事学」
Date: 2007.10.19 Category: 本・雑誌・新聞記事  Comments (0) Trackbacks (0)
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「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。

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