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いぼとりの神様

先日「お灸に親しむ」という講座で石垣先生のアシスタントをさせていただきました。
その時のお灸の効能の例で私はお灸で陣痛が来た話、石垣先生はお灸でいぼが取れる話をしたのですが、
実は私の方はいぼでまだ困ったことがないのでお灸で取った経験がないのです。
取れるとは聞いているけれども実際「いぼ取ってください!」という
患者さんが来たら「取れます!」と即答できるだろうか。
(来ないとは思うけど)
そんな小さな不安に答えてくれる本を見つけました。
「いぼとり 神様・仏様」
作者の平松洋先生は皮膚科医です。
内容はシンプルで、「ウィルス性のいぼはお祈りで治ることが実際にある」
ということと、あとは先生ご自身が訪ね歩いた「いぼとりの神様・仏様」の
丁寧なアクセスガイド。

いぼとり 神様・仏様

効果があるのはウィルス性のいぼに限ったものと再三注意書きがしてあり、
皮膚科を受診することの重要性も説いておられますが、
いぼの自然治癒のシステムとは、
「尋常性いぼのウイルスが皮膚に存在すると局所にサイトカインが出来て、
それを脳の視床下部にある中枢が認識して、化学物質が免疫系に流れる。
その化学物質を感知した免疫系がいぼウイルスに対する免疫を作り、
免疫が作られるといぼが取れる。」
というものだそうです。
そしてこの作用は心の前向きの変化をきっかけに起こることが
多く、つまりお祈りを通して「取れる!」と信じることが
実際の効果につながる、と。
お灸はサイトカインの分泌や生成を活発にする効果があるので
「お灸でいぼが取れる」というメカニズムも
この理論で説明がつきます。
これで確信を持っていぼ治療に臨めそうです。
(きっと来ないけど・・・第一号患者はきっと自分の子でしょうな)
中にはセメント原液の刺激でいぼの局所がかぶれたことで
取れた、なんて例も載っていて、
この場合お灸を使う必然性が低くなってしまいますが・・・

HP上に書かれた平松先生のある患者さんへのメール、
「自然治癒力が50%、医学の力が25%、治ろうとする心の力が25%です。
もちろんお祈りが最後の25%に含まれます。
焦らず気長に希望を捨てずがんばって下さい。」という言葉、
ここにとても惹かれました。
免疫力を高めて治るものはいぼに限りません。
書いたのがお医者さんなのでこの言葉の中の「医学」には
東洋医学は含まれていないでしょうが、
自然治癒力を発動するきっかけとしての治療手段を考えれば
鍼灸は大いに貢献できますし、
治ろうとする心の力を引き出すことも場合によっては可能であると思います。
それにしても「祈り」が病に対して実際に効力がある、という話は
もっともっと見直されていいと思います。
Date: 2007.08.09 Category: 2009年以前のブログ  Comments (0) Trackbacks (0)
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Author:Saori Takano
「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。

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