塩断ち、五穀断ち

新聞を真面目に読まない私ですが、その分、目に留まった記事がずっと心に焼きつくことがあります。
年末、35歳の男性が六甲山で10月に遭難し、24日ぶりに無事救助されたという、
通常ではあり得ないすごいニュースがありました。
遭難翌日に意識を失い、20日間以上飲食せず、発見時には体温が22度だったそうです。
つまり救助されるまで冬眠状態。
熊やリスならまだしも、自然界で人間がそんな状態になることもあるんですね・・・
この方がその後病院へ搬送されてからどうなったのかが気になっていたのですが、無事退院されたそうで、
あらためていやー、なんてすごい話なんだろうとますます感心。
前例がないので救急の現場では20日間も低体温だったことに懐疑的であると記事にはありましたが、
身体とは本当に、まだまだ未知の領域であると思います。

そして今月の新聞にも早速とても興味深い記事が。
今年の出来事ではないけれども、
「会津薬師寺の筒井叡観住職58才、94年11月、十万枚大護摩供(おおごまく)という荒行を達成」
その行とは、あしかけ8日間、飲まず食わず、眠らず横にもならず、1日12時間、計10万枚の護摩木をたく行で、護摩の炎は1メートル以上。
別名火あぶり地獄。
1週間水なしで火あぶり!
私なんぞは1日の断食・断水を想像しただけでくらっとしてしまいますが、
行の前後などに住職の血液を採取、生理的なデータをとると、
尿酸、総たんぱくなど、いずれもほぼ正常範囲内で、
それどころか行の後に脱水症状にもならなかったそうです。
何故か。
十万枚大護摩供では、行に入る前の100日間、水行や護摩にくわえて、塩断ち、五穀断ちが義務付けられているそうで、
塩分なしでソバや野菜や果物、蜂蜜、ごま油など食べるらしい。
「尿を出す必要があるたんぱく質を減らし、代わりに脂質を蓄えれば、分解時に自然に水が体内でつくられる。
また、塩断ちに慣れると塩や汗を体外に出さない体になる。
つまり、しばらくであれば外から水をとらなくても平気な体質に変わる」
びっくりです。
3ヶ月くらいで身体の細胞が入れ替わるといいますが、食事で代謝の仕方まで変わるとは。
そして話がちょっと飛びますが、中学生くらいの頃に読んだ鈴木その子さんの「その子式ダイエット」の本で
「油抜きの食事」をしばらく続けるという方法があったのを突然思い出しました。
しばらく油分抜きの食事をすると、油分の吸収が良くなって、ちょっとの油分を摂取しただけでもお肌がテカっと油で潤うようになる。
そんな内容だったと記憶しています。
当時スナック菓子が大好きだった私は、興味は湧いたものの実践は出来ませんでしたが。

この行の話をまとめた藤田 庄市さんの「行とは何か」を是非読みたかったのですが、
現在絶版のようです。残念。
Date: 2007.01.19 Category: 2009年以前のブログ  Comments (0) Trackbacks (0)
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「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。

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