FC2ブログ

安産のツボ 三陰交

鍼灸は副作用のないケアとして妊娠中の強い味方、
「女性としてこの分野には強くならなければ!」なんぞと張り切っていたのですが、
実際には普段鍼灸院にいらっしゃるのは子育てを終えた中年以降の方が中心です。
そんな折の自分の妊娠。
色々自分で実践しようと思っていたのは妊娠前だけで
実際には体がだるくて自分で自分に何かしようなどという気が起きず、
ほとんど何もしませんでした。
妊娠中の鍼灸治療というと「逆子治療」がメジャーなんですが、
一度逆子にもなりましたが、医者からの指示通り
右側を下にして寝ていたら、逆子のツボを試す前にあっさり直ってしまいました。

そんな私でも、三陰交というツボは使いました。

臨月を迎えた昨年3月。
子宮口が開き気味なんてことを言われていたわりには、
予定日すぎても一向に出てくる様子がない。
3日過ぎ4日過ぎ・・・
このまま生まれなかったら入院してひまし油
それでも生まれなかったら促進剤ね、と言い渡されて
(今時ひまし油使うところなんかあるのね、と友人の助産師が妙に感心)
突然あせる。
鍼灸師が妊産婦にはこんなツボがいいですよ云々、
とか言っておきながら自分があっさり促進剤のお世話になるっていうのも
抵抗があるので、まずは努力しなくちゃ!
で、日曜日が入院日と決まったのでその前に産気づくべく、
動くのが一番!と、とにかく歩くことに。
友人の方がギブアップするまで新宿、表参道、渋谷、原宿、と
服や雑貨を延々と見てまわりました。
(ただし腹が出ているので普通の店で買える服はない)
妊娠前だってそんなに歩かなかっただろー、というくらい2日間歩き回ったのに、
ついに土曜日になってしまい、生まれる気配なし。
夜11時、夕食の鍋の準備も終わってしまい、あー明日は入院かあ。
ひまし油ってどんな味するんだろうな。
久しぶりに(本当に久しぶり)お灸するかな。
と、突然思い立ち胡坐を組んで三陰交に施灸開始。
我ながら久しぶりすぎて手つきもややぎこちなく、
とりあえず15壮と思っていたら途中で祖母が部屋に乱入。
話しかけられたので何壮やったかわからなくなってしまった・・・ま、いいか。
多分15壮。(お灸をするときの数は奇数が良いといわれています)
そこへ旦那が帰宅して、
じゃあ食べよう、とコンロをセットして鍋をふたりでつつき始めたら、
あれ?なんか痛い。
わお、来た!

施灸後15分の出来事です。
で、その半日後に無事出産したわけですが、
三陰交が後押ししてくれたことは間違いないと自分では確信を持っております。
「鍼灸って素晴らしい」を身をもって体験したエピソードです。
ただ、食事中に産気づいちゃったので、
せっかくの鍋が放置されて台無しになりました。
旦那も空腹のまま立ち会うことになって疲労困憊。
とりあえず食べ終わってから施灸するべきだったと今でもちょっと後悔してます。

ちなみに三陰交は三つの陰の経絡、すなわち厥陰肝経・少陰腎経・太陰脾経
が交わるツボなのでその名があります。
つまりひとつのツボで3つの経絡を調整できるすごいツボ。
安産のツボや婦人科系疾患にとどまらず、いろんな症状に使えるツボです。


Date: 2006.10.12 Category: 2009年以前のブログ  Comments (0) Trackbacks (0)
プロフィール

Saori Takano

Author:Saori Takano
「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。

鍼灸治療は相性も重要、
来院するかどうか迷っている方は
ざっと読んでいただいて相性の参考にしてくださいね。

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
月別アーカイブ